スマホを使って盗聴されているかも?スマホ盗聴の手口と防止策を解説

【外注】参考記事

【2024年1月追記】

監視アプリおよびスマホ盗聴に関して、近年の実態および確認方法・対応方法を、次のリンク先のページ「ホワイトハッカーが教える、スマホ盗聴の実態と確認方法。」に掲載しております↓

ホワイトハッカーが教える、スマホ盗聴の実態と確認方法

以下の記事は2020年以前の古い内容です。最新情報は上の「スマホの盗聴」のリンク先をお読み下さい。

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盗聴というと自宅や車の中などに盗聴器を設置するのをイメージしがちですが、近年ではスマホを盗聴器代わりにするアプリがあることをご存知でしょうか。スマホが盗聴器代わりにされているということは、普段通りスマホを使っているだけで誰かに盗聴されている可能性があるということです。ここでは、危険なスマホ盗聴についてご説明します。

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この記事はマーケティング会社や外部ライターにリサーチとレポートを依頼して作られた記事です。
当社の見解とは異なる部分が多々ありますが、当社の視点だけに偏らず様々な角度から情報セキュリティに関する動向・傾向を見ることができるよう、なるべく原文のまま掲載いたしております。

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スマホ盗聴のためのアプリがある?

スマホによる盗聴を可能にしているのが、スマホ盗聴のためのアプリです。これはスマホ盗聴用のアプリを盗聴したい相手のスマホにインストールすることによって、音声を録音したり遠隔操作したりして盗聴できるようにするものです。

では、一体どのようにして相手のスマホに盗聴アプリをインストールするのでしょうか。実は、それを可能にするのが、知らないあいだにスマホが盗聴器になる「ストーカーウェア」です。ストーカーウェアはさまざまな機能を持っているため、盗聴だけではなくスマホの機能を利用したストーキング行為をされてしまっているのです。

ここでは、ストーカーウェアによる盗聴についてご説明します。

知らないうちにスマホを盗聴器にされるストーカーウェア

ストーカーウェアによる盗聴で被害を受けているケースは、実は少なくありません。ストーカーウェアは、インストールさせたスマホの位置情報をストーカーに送信したり、連絡先や通話記録、音声、動画、写真、メモ帳など、スマホ内に記録されている全てのデータを自由に抜き取ったりする機能を持っています。

これは実際にスマホを使用しているユーザーの同意なしに行われるため、スマホにインストールさせるだけで盗聴及びその他の機能が自由自在に利用できるのです。盗聴の対象者が使用していないアプリを定期的に削除したり、スマホの異常に自力で気づいたりしない限り、ずっとストーカーに監視・盗聴され続けているといっても過言ではありません。

ストーカーウェアの機能のひとつである盗聴には、録音タイプと遠隔操作タイプがあります。どちらも通常の盗聴器と違って近くで電波を拾う必要がなく、ストーカーがどこからでも私生活をのぞき見てくる状態になってしまいます。

録音タイプ

ストーカーウェアによる盗聴の方法のひとつが録音タイプです。録音タイプは遠隔操作と違ってリアルタイムで音声を聞いている必要性がありません。デバイスのマイクに発せられる音声や生活音を録音して自動的に送信し、ストーカーがあとからいつでも聞けるようになっています。

もちろん録音は本人の気づかないところで行われていますが、ボイスレコーダーのような録音アプリが常にバックグラウンドで作動していることになるので、充電の消耗が異常に早くなるなどの不審な点があります。

遠隔操作タイプ

遠隔操作タイプは録音タイプと違い、リアルタイムで相手のスマホを遠隔操作して音声を送信するようにして盗聴するタイプです。相手に悟られることなく外部から遠隔操作することによって勝手に盗聴を行えたり、アプリによってはカメラも遠隔操作で起動できるため、場合によっては写真や動画を自動送信されていたりする可能性もある非常に厄介なタイプです。

別目的のアプリが盗聴に悪用される例も

ストーカーウェアは機能の多様性の問題からインストールするのは非常に危険です。しかし、本来セキュリティの向上などに使われる盗難・紛失防止アプリや、浮気防止アプリにも似たような機能が存在し、それらが盗聴をはじめとしたストーキング行為に悪用されるというケースも少なからずあります。

盗難や紛失、パートナーの浮気を防止するために作成されたはずのアプリも、ストーカーウェアを用いて使い方を少し工夫すれば悪用できてしまうのです。デバイスの位置情報や、テキストメッセージやブラウザの履歴、写真や動画などのデータ、そして通話内容を録音したものといった個人情報を収集する機能が盗聴目的として利用できてしまうことに問題があり、導入には慎重になる必要があります。

また、ストーカーウェアによる改ざんを行うことで、スマホ自体に元から搭載されている機能を悪用して盗聴をされてしまう可能性もあるため、スマホが盗聴などのストーキング行為の温床になっているとも言えるのです。

必要な機能をも脅威に変えてしまうストーカーウェアは、スマホが生活必需品である以上は絶対に避けたいものです。注意点を押さえ、事前にできる対策はしっかりと行っておきましょう。

スマホを盗聴から守るために気をつけたいこと

スマホを盗聴から守るために気をつけたいことはさまざまです。メールやSNSのメッセージ内に表示されている不審なURLを開かないようにしたり、定期的にインストールされているアプリを確認して不必要なアプリを削除したりと、日常的にできることは多くあります。

それでも念には念を入れたいものですが、具体的にどんなことに気をつければいいのか分からない人もいるのではないでしょうか。ここからは、スマホを盗聴から守るために気をつけたいことを紹介します。

不正アプリやフィッシング詐欺に注意

盗聴に悩まされないようにするためにも、不正アプリやフィッシング詐欺には要注意です。

不正アプリといえばストーカーウェアをインストールするだけで盗聴ができてしまうのが一番の問題でしたが、アプリはアンインストールしてしまえば簡単に削除できます。見覚えのないアプリが表示されていれば削除すればいいのですが、厄介なのはストーカーウェアです。

ストーカーウェアは見た目に騙されやすい特徴を持っており、企業やサービスの公式アプリのふりをして堂々とインストールされていたり、ホーム画面にアイコンが表示されないようになっていたりすることがあります。隠ぺい工作のような機能があるため、削除しようとしてもなかなか見つからないという事態になりかねません。

そんなときは、スマホ全ての機能などをスキャンするのがおすすめです。デバイスを全てスキャンすれば、どのアプリが不正なのかが分かります。ただし、ストーカーウェアに関してはiPhoneではスキャンができないため、自分の目で逐一チェックするしかないでしょう。

また、フィッシング詐欺にも注意が必要です。これは不正に改ざんしたサイトやメールでURLなどにアクセスするように誘導し、不用意にアクセスしてきた個人のネットワークに忍び込む行為です。引っ掛かってしまうとストーカーウェアをインストールされる可能性もありますが、URLにアクセスさえしなければ回避できます。

意外と脆い画面ロックに注意

スマホで盗聴されないためにも、画面のロック機能を活用して身近な人にインストールされないようにするのが対策のひとつです。しかし、パスコード、指紋認証、顔認証によるロックは意外と脆弱性があるので注意が必要です。

ストーカーウェアなどのアプリをスマホに直接インストールする際は、第三者がスマホを操作しなければならないため、画面ロックを突破する必要があります。画面をロックするように設定しておいたから大丈夫と安心していても、指紋認証や顔認証、パスコードのいずれかを突破されてインストールされるケースは少なからずあります。

これは身近な人ほど突破される可能性が高いため、ロックしたからといって油断するのは禁物です。特にスマホの機種によっては写真や他の指紋でも認証を突破されてしまうことがあるため、もしも身近な人がストーカーだった場合はスマホを操作することは容易でしょう。

また、パスコードを設定してものぞき見られる可能性があるので、油断はできません。Androidのみの機能ではありますが、ロックダウン機能を活用するのもおすすめです。ロックダウン機能とは、一時的に生体認証などを無効化し、第三者による認証解除を防ぐ機能です。

ロックダウン機能を活用すれば、そうそうロックを突破されることはなくなるでしょう。いずれにしてもロックしたからといって油断しないようにし、スマホは必ず肌身離さず持ち歩くようにするのが得策です。

スマホの盗聴が不安なときは

盗聴される前に対策を行うことがまずは大切ですが、それでもスマホが盗聴されないか心配に思う人もいるでしょう。そんなときは、以下の方法で確認して不安を解消するのがおすすめです。

  • ・通話中に違和感がないかどうか
  • ・スマホの調子が悪くないか
  • ・セキュリティ会社による調査

通話中に気づきやすい違和感は、受話器超しに聞こえてくる騒音などです。もしも盗聴されていた場合、電波障害が引き起こされて騒音が聞こえます。しかし、それはスマホ自体が元凶になっているとは限りません。ノイズ自体は通話中ではなくても発生する上、電化製品などの近くにいてもノイズは感じられます。盗聴によるノイズなのかはっきりさせるためにも、騒音計を購入してどこでどのくらいのノイズが発生するのかを調べましょう。

スマホの調子が以前と比べて悪い場合は、盗聴されている可能性があります。アプリが起動しにくくなったり、頻繁にフリーズするようになったり、充電が急速に減ったりと不具合はさまざまです。

それでも不安が拭えない場合は、セキュリティ会社に調査を依頼しましょう。盗聴されているかもしれないと思ったとき、スマホのみならず一体どこに盗聴器が仕掛けられているのかと気になってしまうものでしょう。まずはセキュリティ会社に相談してどうすればいいのかアドバイスをもらうのが得策です。

まとめ

時代の進化とともに犯罪の方法も変わっており、今や特定のアプリをインストールするだけでスマホを盗聴器に変えることもできるほどです。もしかしたら自分も盗聴されているのではないかと思うと非常に恐ろしいものです。今まさに盗聴されているかもしれないと不安のある方は、まずはセキュリティ会社に相談してみましょう。

【2024年1月追記】

監視アプリおよびスマホ盗聴に関して、近年の実態および確認方法・対応方法を、次のリンク先のページ「ホワイトハッカーが教える、スマホ盗聴の実態と確認方法。」に掲載しております↓

ホワイトハッカーが教える、スマホ盗聴の実態と確認方法
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