基本的なセキュリティや、サイバー攻撃の対処方法など。
【この記事はIT系ライター M氏 が書きました】
基本的なインターネットセキュリティやサイバー攻撃が発生した時の対処方法などを解説したインターネット上で無料で手に入れられるセキュリティガイドブックをご紹介します。本屋さんには、たくさんのインターネットセキュリティの本が並んでいますが、値段が高い割には専門用語が多くてわかりにくいものが多いです。
今回、ご紹介するセキュリティガイドブックは無料でありながら、とても分かりやすく、読みやすいものになっています。
東京都教育委員会「SNS東京ノート」
小中高生向けの情報モラル教育教材「SNS東京ノート」は、LINE株式会社と東京教育委員会が共同で開発したもので、東京都教育委員会のホームページより閲覧・ダウンロードできます。インターネットの特性を理解するだけでなく、人による認識の違いに気づき、より適切なSNS、ネットとの関わり方について当事者意識を持って考えを深めることが可能となっています。また、発達段階に即した教材とすべく、小学生(低学年、中学年、高学年)、中学生、高校生向けの5種類を用意しています。さらに、学校だけでなく、家庭内でのルールを考える項目も取り込んでおり、家庭内や保護者間でも話し合いを行ったりするためにも活用いただける内容となっています。
「SNS東京ノート」は、東京都教育委員会のWebサイトにてPDFにて配布されています。
学校の授業でも活用できるように作られているので、興味のある方はぜひ活用してもらいたいです。
(PDF版)「SNS東京ノート」
http://www.ijime.metro.tokyo.jp/school/
NISC「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」Ver.3.00
「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」は、サイバーセキュリティに関する基本的な知識を学んでいただくことを目的として書かれたもので、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が身近に潜むサイバーセキュリティに関する脅威をイラストを交えながら解説したハンドブックです。小中高校生や多くの人たちが、安心してインターネットを使える社会の実現に向けて、無料で配布しています。
(PDF版)「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」Ver.3.00
https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html
IPA「サイバーセキュリティのひみつ」
情報処理推進機構(IPA)や内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、経済産業省、警視庁などが協力し、株式会社学研プラスが「学研まんがでよくわかるシリーズ」の1冊として発行したものです。謎の館に閉じ込められたクラスメートら3人が謎のおばあさん「サイ婆」に脅威を疑似体験させられるというストーリー仕立てで、小学4~6年生を主な対象としていますが、大人も入門書として利用できます。
IPA サイバーセキュリティのひみつ特設サイト
https://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/security-himitsu/index.html
(WEB版)まんがひみつ文庫 (学研キッズネット)
https://kids.gakken.co.jp/himitsu/111/
カスペルスキー「セキュリティとモラルのガイドブック」2017年版
セキュリティソフトのカスペルスキーが、IT初心者を対象にインターネットを安全に利用するための基本的な知識や注意事項をまとめた「セキュリティとモラルのガイドブック」を作製し、PDF版で無償提供しています。
(PDF版)セキュリティとモラルのガイドブック(カスペルスキー)
https://kasperskylabs.jp/activity/csr/book/
東京都「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」
東京都が都内中小企業向けに配布している「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」は、サイバー攻撃発生時の対策をまとめたガイドブックです。マンガとイラストで中小企業がサイバー攻撃についておこなうべき対策や、事故が発生した時の初期対応などを、主人公「サイバー探偵 冴羽守(さいばまもる)」が分かりやすく、理解しやすい内容で紹介します。
(PDF版)中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意(東京都産業労働局)
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/chushou/shoko/cyber/jigyou/guidebook/
エムオーテックス 「セキュリティ 7つの習慣・20の事例」
エムオーテックスは、セキュリティの原理原則をまとめたセキュリティブック「セキュリティ7つの習慣・20の事例」・講師用資料・テストの電子データ(PDF)を無償で公開しています。情報漏えいの「自分ごと化」を促すプロジェクトの一環として、セキュリティの原理原則をまとめたセキュリティブックとなっており、情報セキュリティについて社会人として知っておきたい内容がわかりやすくまとめられています。文字も少なく、読みやく、身近にある事例で情報セキュリティを説明しています。
(PDF版)「セキュリティ 7つの習慣・20の事例」(MOTEX)
http://www.motex.co.jp/vision/enlightenment_activity/education_book/
自己防衛のために、ご一読ください。
昨今サイバー攻撃が激化しており、サイバー攻撃を受けていること自体に気がつかないケースも増えてきています。
2020年には、東京オリンピックもあり、日本がサイバーテロに巻き込まれてしまう可能性が高くなります、自己防衛ができるように今回紹介したガイドブックで知識をつけて対応を強化していきましょう!
周りの人たちにも是非教えてあげてください。