内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)では、サイバーセキュリティの重要性を周知するための「インターネットの安全・安心ハンドブック」(旧ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック)のPDFファイルや電子書籍版をバージョン「4.20」として無料公開しています。
同ハンドブックでは、身近に潜むサイバーセキュリティに関する脅威とその対策をイラストを交えながら解説しています。更新版では、テレワーク・オンライン授業における注意点(P21)、 コラム:パスフレーズを使う生活がくるかも?しれない(P68) など新たなページが追加されています。
「インターネットの安全・安心ハンドブック」は、ほぼセキュリティ関連の内容が網羅されており、毎年2月上旬に更新されています。更新版は最新のセキュリティに準じた作りになっていますので、新しい情報は毎年更新していきましょう。
「インターネットの安全・安心ハンドブック」は、家庭、学校や職場で下記のような形で活用できます。
- 【活用例】
- ・PDF・コピー・製本の、無料配布または印刷及び作業実費での販売
- ・ページ単位・イラスト単位での利用
- ・分割して配布、必要部分だけを抜粋して配布
- ・ホームページにリンクを設置
- ・表紙に、使用する団体名を入れて利用
- ・自団体のセキュリティ資料と合本して配布
「インターネットの安全・安心ハンドブック 4.20」
ダウンロードサイトURL
https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html
リンク下記では、部分ごとにPDFファイルとしてダウンロードすることができます。
- 部分版(各章別)
- ・プロローグ サイバー攻撃ってなに?(3.1MB)
- ・第1章 基本のセキュリティ~ステップバイステップでセキュリティを固めよう~(4.7MB)
- ・第2章 サイバー攻撃にあうと、どうなるの? 最新の攻撃の手口を知ろう(2.0MB)
- ・第3章 パスワード・Wi-Fi・ウェブ・メールのセキュリティを理解して、インターネットを安全に使おう(3.3MB)
- ・第4章 スマホ・パソコンのより進んだ使い方やトラブルの対処の仕方を知ろう(3.7MB)
- ・第5章 SNSやインターネット関連の犯罪やトラブルから、自分や家族を守ろう。災害に備えよう(4.8MB)
- ・エピローグ 来たるべき新世界(1.3MB)
- ・用語集・索引(0.7MB)
■ 学校の授業での活用法
学生と先生方に、セキュリティ意識を高めるための教材として使用できるように作成されています。第1章の基本のセキュリティを踏まえ、第2章のサイバー攻撃に遭うとどうなるのか最新の攻撃の手口を知り、そして、第3章のセキュリティを理解してインターネットを安全に使う各技術をマスターして、第5章のインターネットトラブルを知り、自分やまわり家族を守るように知識を広げてください。
■ ご家庭での活用法
ご家庭でのセキュリティの守り方については、各章に記述があり部分部分で参照します。また、第5章では、子ども達がSNSを気軽に利用すると、どういったトラブルが遭遇するのか、どういったことが起こるのかについて書かれています。ご家族で一緒に読みながら問題が起こる前に知識をつけて対策しましょう。子ども達だけでなく、お年寄りを守るためのテクノロジーの使い方のアイデア(P132)も掲載されています。
■ 災害時に備えての活用法
第5章の家族を守るセクションには、災害時に関する記述(P138)があります。大災害やテロに備えるため、どうやって情報を活用して身を守るのか、デジタル世代のサバイバル技術についての知識を得た上で、「もし災害が起こったらどうするか」、ご家族で計画や約束ごとを作っておきましょう。
最後のエピローグで「来るべき新世界へ」として今後のインターネット世界に何があるのか、新テクノロジーが組み合わさって進化を遂げる内容が記載されています。今後のインターネットの未来を考えてみましょう。
- エピローグ内容
- 1.ネットの「今」と、これからどう守っていくか
- 2.デジタルネイティブと未来
- 3.バーチャル空間を超えて世界へ
関連サイト
インターネットの安全・安心ハンドブック(NICS)
https://security-portal.nisc.go.jp/handbook/index.html