「かんたんセキュリティ自己診断コンテンツ」をみずほ銀行が提供中

セキュリティ

みずほ銀行は、来店してもらうことなく、「いつでも」、「どこでも」、取引できる利便性と、ペーパーレスによる環境にも優しいサービスの実現に向けて「withデジタルプロジェクト」を立ち上げ、様々な取引における「デジタル・リモートサービス」の拡充を進めています。

【この記事はIT系ライター M氏 が書きました】

日本におけるインターネットバンキングによる不正送金は2019年には、年間約1900件、被害額は約25億円以上にのぼったが、2020年からすこし減少し、不正送金は、1734件、被害額約11億円以上となっています。2020年は、被害額が前年と比べて、被害額は大幅に減少したものの、発生数はやや減少と引き続き高水準で推移しています。

出典:警察庁 「令和2年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」

みずほ銀行では、不正送金などの金融犯罪防止に向けた取り組みとして、インターネットバンキングにおける「トランザクション認証機能付きワンタイムパス ワード」や24時間365日体制のモニタリングで不正取引を事前に防ぐ仕組みを導入する等、様々な対策を実施しています。

より多くの人が「デジタル・リモートサービス」を「安心・安全」に利用してもらうことを目指し、みずほ銀行と日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は、普段の生活の中で気をつけるべきセキュリティのポイントについて啓発していく「かんたんセキュリティ自己診断コンテンツ」を協働で制作し、誰でも利用できるようみずほ銀行ウェブサイトに公開しています。

本取り組みは、2月1日~3月18日までの内閣サイバーセキュリティセンター主催「サイバーセキュリティ月間」にあわせた取り組みです。「かんたんセキュリティ自己診断コンテンツ」は、利用者にクイズに答えてもらうことで、セキュリティの状況を診断し、セキュリティ向上へ向けたアドバイスを提供する、誰でも利用できるコンテンツです、セキュリティ診断したい方は、ぜひ活用しましょう。

スマホ版の画面イメージ。クイズに答える形でセキュリティの状況を診断できます。

かんたんセキュリティ自己診断(みずほ銀行)
https://www.mizuhobank.co.jp/crime/zero/project/security_check/index.html

■ 1万件セキュリティ大調査

「かんたんセキュリティ自己診断」のデータ(期間:2021年2月16日~2021年4月5日までの診断完了数10,033件)を元に
「1万件セキュリティ大調査」という調査結果を公表しています。

【かんたんセキュリティ自己診断 調査結果】

・ セキュリティ対策が完璧なユーザーは約20%だった。
セキュリティ対策の診断5問、全問正解だったユーザーは約20%で、約80%のユーザーは金融犯罪の被害に遭う可能性が高い結果となりました。

・間違えるポイント、3人中2人が間違えている対策は「パスワード」についてだった。
パスワードの使い回しの質問、「ウェブサービスでパスワードが流出したといった報道が後を絶ちません。パスワードの管理方法としてどちらがより適切でしょうか。」の正解率は38.7%でした。

質問は2択で「サービスごとに異なるパスワードを使用する」と「パスワードをこまめに変更する」で、正解は「サービスごとに異なるパスワードを使用する」になります。

プロの視点で解説されており、間違えやすいポイントとしてパスワードをこまめに変更することは一定の効果があるが、同じパスワードを複数のサービスで利用していると、一つのサービスからパスワードが流出した場合、他のサービスで不正に利用され被害が大きくなるおそれがあると解説しています。気をつけるポイントとして、複数の推測されにくいパスワードを作成すると、内容を忘れてしまいだが、端末のセキュリティ対策を講じたうえで、スマホのパスワード管理機能やパスワード管理用アプリ等を利用しましょうと解説しています。

・ セキュリティ対策についての知識がアップデートされていない。
いま被害が増加しているサイバー犯罪についての対策は?の質問に対して、多くの人が対策できているものの、より確実に安全た対策を選ぶことが重要になります。フィッシング詐欺、マルウェアの質問に対して、比較的正解率は高く、フィッシング詐欺対策、メール編の正解率79.5%、SMS(ショートメッセージ)編の正解率94.5%、マルウェア対策の正解率87.4%となりますが、新しいフィッシング詐欺の手口や悪質なマルウェアはあとが立ちません。セキュリティ対策についての知識のアップデートは定期的におこないましょう。

詳しい詳細は、みずほ銀行「1万件セキュリティ大調査」をご覧ください。
https://www.mizuhobank.co.jp/crime/zero/project/security_research/index.html

最後にセキュリティ大調査のまとめとして、JC3 日本サイバー犯罪対策センターは、インターネットは私たちの生活の利便性を向上させてくれる一方で、サイバー犯罪やサイバー攻撃が大きな社会問題となっています。安全にインターネットを利用するためにも、一つ一つのセキュリティ対策を確実に行うことが大切です。今回の設問にあるような基本的なセキュリティ対策に気を付けながら、各種オンラインサービスをご利用ください。とまとめています。

            関連サイト

かんたんセキュリティ自己診断(みずほ銀行)
https://www.mizuhobank.co.jp/crime/zero/project/security_check/index.html

1万件セキュリティ大調査(みずほ銀行)
https://www.mizuhobank.co.jp/crime/zero/project/security_research/index.html

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