悪質な詐欺サイトやショッピングサイトに騙されないための6つのポイント

セキュリティ

インターネット通販を安全に利用するために

【この記事はIT系ライター M氏 が書きました】

日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は12月21日、「詐欺サイト等悪質なショッピングサイトに関する注意喚起」を発表し、悪質な詐欺サイトを見分ける6つのポイントを公開しています。

悪質な詐欺サイトやショッピングサイトの多くは、代金を支払っても商品を発送せず、会員登録時の個人情報や決済時のクレジットカード情報などを盗み取ったり、ネット利用者が商品を検索した際に、検索サイト上位に表示されるように細工し、そのリンクをクリックすると悪質なサイトへ転送されるものもあります。

少しでも安く買おうとして、いろいろなサイトを検索していると詐欺サイトに引っかかってしまうことがあります。
そんな詐欺サイトに引っかからないためにも、以下のポイントをしっかり押さえて、買い物を楽しみましょう。

6つのポイント

1. ドメイン及びURLアドレス

2. サイト運営者・連絡先

3. サイトの日本語

4. 暗号化通信

5. 決済方法

6. 商品情報(価格、在庫、商品説明)

1. ドメイン及びURLアドレス

正規販売店に紛れて検索結果の上位に表示されることがあります。自分が意図していない悪質サイト等に転送されていないか必ずURLをチェックしましょう。URLのTLD(トップ レベル ドメイン)が、.top、.xyz、.bid等、見慣れないTDLになってないか注意が必要です。

アドレスバーからトップレベルドメインを確認できます。

2. サイト運営者・連絡先

サイトに事業者の名称、住所、電話番号、代表者または責任者氏名の項目の記載は法律で義務付けられています。
記載していても架空情報または実在する会社を騙っていることがあるので、少しでも不審点があれば名称や住所等を自ら調べてみることが肝要です。法人であれば国税庁法人番号公表サイトを利用して調べることもできます。また、連絡先メールアドレスがフリーメールの場合も十分注意しましょう。

3. サイトの日本語

次のような不自然な日本語には注意しましょう。商品説明の欄に「休日か悪い天気に会ったとき、届けた日より2,3日遅れるの可能性になっています」等という不自然な日本語の記載がある場合は、悪質なサイトの可能性が高いので、十分注意しましょう。

4. 暗号化通信

ログイン、会員登録、支払情報入力時に、ブラウザ上部のアドレスバーに鍵のマークが表示されていない場合は通信が暗号化されていない状態になり、第三者に通信内容が盗まれる危険性があります。認証画面や支払い画面等で暗号化通信(https)になっていないサイトは、悪質なサイトと疑いましょう。

5. 決済方法

支払い方法の説明と実際の決済画面で、対応可能な支払い方法が異なる場合はクレジットカード情報等の入力情報を盗み取られる可能性があります。また、法人が運営するサイトで、振込先が個人口座の場合は、名義人が代表者・責任者・運営者等であることを確認しましょう。

6. 商品情報(価格、在庫、商品説明)

どこも売り切れで在庫がない人気の限定商品が「在庫あり」で販売されているサイトは要注意です。探していた限定商品の在庫があると「すぐに注文しなければ」という利用者の心理につけ込んで、商品の購入を促します。また、他のサイトよりも更に激安価格で販売しているサイトも注意が必要です。

この他にも消費者庁にもインターネット通販トラブルとして気をつけるポイントとして紹介しています。
消費者ホットラインとしての電話窓口や全国の消費生活センター窓口の案内もありますので、もしもの時は消費者ホットラインを利用してみましょう。

関連リンク

◆詐欺サイト等悪質なショッピングサイトに関する注意喚起(JC3)
https://www.jc3.or.jp/topics/malicious_site.html

◆インターネット通販トラブル(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/adjustments/internet_trouble/internet.html

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