スマホがストーカーにハッキングされる?代表的な手口と対応策を紹介

【外注】参考記事

ストーカーによる情報収集の手口は数々ありますが、その中に「スマホをハッキングされる」という手口があるのをご存知でしょうか?ストーカーは相手への非常に高い執着心によってハッキングの技術を身につけるまでになっていて、決して油断できない危険な行為を行ってきます。ここでは、ストーカーによるスマホハッキングについてご説明します。

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この記事はマーケティング会社や外部ライターにリサーチとレポートを依頼して作られた記事です。
当社の見解とは異なる部分が多々ありますが、当社の視点だけに偏らず様々な角度から情報セキュリティに関する動向・傾向を見ることができるよう、なるべく原文のまま掲載いたしております。

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ストーカーによるスマホハッキングとは

本来、ハッキングというのはコンピューターに詳しい人がソフトウェアなどを設計することそのものを指していて、悪意のある行為に限定される言葉ではありません。しかし、ハッキングと聞くとなんとなく「コンピューターシステムに不正にアクセスする方法」というイメージがありますよね。

ストーカーによるハッキングは、最近では主にスマホに対して行われる傾向にあり、大変危険性が高い行為です。

ここでは、ストーカーによるスマホハッキングの危険性や被害例についてご説明します。

スマホハッキングの危険性

スマホハッキングは非常に危険性が高い手口です。ストーカーによるスマホハッキングは常軌を逸しているといっても過言ではありません。一度ハッキングに成功されてしまうと、スマホ内のデータが全て相手に筒抜けになってしまいます。さらに、ハッキングされたスマホはいつでも遠隔操作できてしまうので、一刻も早く対策をしないと甚大な被害を負いかねません。

例えばスマホ内にIDやパスワードを記載したメモが記録してあった場合、ハッキングによってそれらの情報がストーカーに流れてしまいます。それをどうするかはストーカーの自由なので、たとえばIDとパスワードを利用して相手になりすまし、勝手に買い物をすることも可能です。どんなサイトに登録しているのかも全て判明してしまいますから、知った情報を利用してプライバシーを平気で侵害する可能性もあります。

また、万が一スマホに預金口座の情報が記録してあった場合、ストーカーの手によって可能な限りお金を引き出されてしまうことも十分にあり得ます。

なにより恐ろしいのは、そもそもスマホがハッキングされていることには気づきにくいことです。ハッキングはいつされるか分かりませんし、もしかしたら自分がハッキングされているかもしれないなどと普段から考えている人は少ないでしょう。そのため、いつのまにかデータが盗み見られていたり、甚大な被害を受けることになってしまったりするケースがあり得るのです。

スマホハッキングによる被害例

ストーカーのスマホハッキングによる被害は、データの抜き取りだけに留まりません。個人情報の漏洩はもちろん、サイトなどのアカウントの情報がストーカーに流れてしまうことで乗っ取られ、不正利用されることもあります。

また、遠隔操作による恐怖も常に付きまとうことになるでしょう。遠隔操作によって相手が今どこにいて何をしているのか、常に手に取るように分かる状態になります。さらにカメラも自由自在なので、写真や動画も知らないうちに起動されているかもしれません。

カメラを通じて今何をしているのかを直接見られている上に、好きなタイミングで写真や動画を撮影されてしまうなど、完全にプライバシーを侵害されてしまいます。会話の内容なども盗聴されてしまうため、世界中のどこにいてもストーカーに監視されているのと同じです。

また、遠隔操作によって端末にロックがかけられてしまうこともあります。このときロックを解除するパスワードはストーカーしか知らないため、「ロックを解除してほしかったら○○しろ」などと要求をしてくるケースもあります。

スマホ内のデータを勝手に改ざんされ、スマホの動作不良も起こりやすくなります。特にハッキングされている状態だとハッキングのプログラムが常に作動しているため、他のアプリを起動させるとフリーズしたり、動作が重くなって操作しづらかったりする特徴があります。

ストーカーがハッキングするときの代表的な手口

ストーカーがスマホをハッキングする際によく用いられる代表的な手口があります。スマホの使用者の些細な行動や、ちょっとした油断がハッキングの隙を与えてしまうので、手口と対策をしっかりと押さえておけばハッキングされる可能性を限りなく低くすることができます。

いずれの対策も簡単に始められるので、誰が情報を盗んでくるか分からない以上、徹底した対策を心がけましょう。ここでは、ストーカーがハッキングするときの代表的な手口と、その対策について紹介していきます。

フィッシング

フィッシングとは、不正に改ざんしたサイトやメールでアクセスするように誘導し、アクセスしてきた個人のネットワークに忍び込む行為です。「フィッシング=釣り」と呼ばれるだけあって、サイトやメールで相手にエサを与えて誘い込む手口が特徴となっています。引っ掛かってアクセスしてきた個人のネットワークに忍び込むことによって、IDやパスワード、カード情報などの個人情報を盗むのです。

ハッキング行為によってサイトやメールを改ざんする代表的な手口で、無料でダウンロードできるフリーソフトに悪質なプログラムを忍ばせて差し込む手口も存在します。

この手口の対策はただひとつ、不審なサイトやメール内のURLにアクセスしないことです。フィッシングはアクセスすることによって個人のネットワークに侵入されてしまうものですが、逆に言えばアクセスさえしなければフィッシングに引っ掛かることはないということです。不審に思われるサイトやURLにはアクセスしないようにしましょう。

偽のフリーWi-Fi

偽のフリーWi-Fiとは、自分で作成した偽物のフリーWi-Fiを公開し、相手がそのフリーWi-Fiを使うように意図的に仕組んでスマホをハッキングするという手口です。フリーWi-Fiはハッキングを得意としている人なら簡単に作成できるので、あとは相手がそのフリーWi-Fiを使用するまで待てばいいという状態です。

この手口の恐ろしいところは、意図的に仕組まれた偽のフリーWi-Fiだと気づかずに接続すると、それだけでハッキングされ、さまざまな個人情報などが盗まれてしまうことです。慣れた人ならものの数分でハッキングすることもできるので、非常に悪質かつ極めて危険性が高い手口だと言えるでしょう。フリーWi-Fiは本来誰でも無料で利用できる通信システムなので、ハッキングされたことに非常に気づきづらいという特徴があります。

この手口の対策としては、不自然に表示されてくるフリーWi-Fiを利用しないことです。狙ったスマホが偽のフリーWi-Fiに接続されなければハッキングできないため、接続さえしなければ情報を取られることはありません。外出しているとついフリーWi-Fiがないかと探すことがあるかもしれませんが、どこから提供されているか分からない怪しいフリーWi-Fiには接続しないようにしましょう。

ただし、Wi-Fiの設定を常にオンにしている人は外出先で自動的にフリーWi-Fiに接続してしまうため、自動的にハッキングされる状況を作り出してしまいます。外出時はなるべく設定をオフにしておきましょう。

ショルダーハッキング

ショルダーハッキングとは、ハッキングしたい相手のキーボード上の手の動きや入力される画面を盗み見ることにより、SNSなどにログインする際に入力したパスワードやアカウント情報を盗む方法です。

原始的な方法のように思われますが、ショルダーハッキングの恐いところはストーカーが実際に接近してくる方法だということです。慣れた人は相手がキーボード上で指の動きを見ただけでどこの文字を打ったのかが分かるため、あっという間にパスワードやアカウント情報を盗まれてしまうでしょう。特に複数のアカウント情報を同じパスワードで共有している場合、他のアカウント情報も乗っ取られる可能性があるので大変危険です。

ショルダーハッキングの対策は、他人の背後などに接近していても不自然とは思われない場所で、不用意にパスワードやアカウント情報を入力しないことです。ストーカーがどこで情報を盗み見ているか分からない以上、大勢の人がいる中でパスワードやアカウント情報を入力するのは、逆に盗んでくださいと言っているようなものです。人の行き来のある盗み見しやすい環境でそういった重要な情報は入力しないようにしましょう。

どうしても入力しなければならないことが多いという方は、横から見られても画面が見えない加工のされた保護フィルムを貼るのがおすすめです。

ストーカーにハッキングされたときの対処法

もしもストーカーにハッキングされた場合は、すぐにセキュリティ会社の専門家に相談してください。ハッキングに気づかずに対処が遅れることも多くありますが、それ以上被害を拡大させないためにも専門家に相談して対処法を教えてもらいましょう。

また、もしも自力でハッキングされたことに気づいたのであれば、すぐにスマホのIDとパスワードを変更しましょう。ストーカーにIDとパスワードを乗っ取られると非常に厄介なトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、冷静に素早く変更することが重要です。

さらにクレジットカードの情報が盗まれている可能性があるので、一時利用停止の申込みを行いましょう。

スマホがハッキングされた時の最終手段として、スマホを初期化する方法が挙げられます。初期化するとスマホが出荷時の状態まで戻るため、盗める情報がなくなり、ストーカーにとって利用価値がなくなります。インストールされていた不正アプリやウイルスも削除されるので、ハッキングされる前の状態でバックアップを取ってあれば、思い切って初期化してしまうのもひとつの方法です。

ただし、セキュリティ会社の専門家に相談すれば、その他の方法としてハッキングによる被害を最小限に抑える対処法を一緒に考えてくれるので、先に相談してから行動しても遅くはないでしょう。

まとめ

ハッキングの技術を身に着けたストーカーが、相手のスマホをハッキングする事例は多くあります。ハッキングに気づくのは困難であり、一度ハッキングされれば際限なく情報を抜き取られてしまうので、大変危険です。ハッキングの手口にはそれぞれ対策法がありますので、しっかり理解しておきましょう。また、万が一のことが起きたときには、冷静に対処しつつ専門家に相談するのがおすすめです。

【2024年1月追記】

監視アプリおよびスマホ盗聴に関して、近年の実態および確認方法・対応方法を、次のリンク先のページ「ホワイトハッカーが教える、スマホ盗聴の実態と確認方法。」に掲載しております↓

ホワイトハッカーが教える、スマホ盗聴の実態と確認方法
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