情報セキュリティについて初めて学ぶ方に。
【この記事はIT系ライター M氏 が書きました】
2019年1月18日、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が国民向けセキュリティ啓発コンテンツ 「インターネットの安全・安心ハンドブック」の最新版を無料で公開しました。
このハンドブックは、サイバーセキュリティに関する普及啓発活動の一環として、情報セキュリティについて初めて学ぶ方にも理解がしやすいよう、各ページにイラストを使用し、身近な話題から情報セキュリティに関する基礎的な知識を学ぶことを目的に、NISCが制作・配布しているものです。身近な話題からサイバーセキュリティに関する基本的な知識を学べる冊子で、これまで「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」の名称でしたが、今回のVer.4.00より「インターネットの安全・安心ハンドブック」に名前を変更しました。今回の更新版では、最新のサイバー攻撃やトラブルの事例を反映、子どもにスマホを持たせるにあたって「スマホ契約書」を提案するなど、内容を変更しています。
構成は、以下の内容で更新されています。
・プロローグ サイバー攻撃ってなに?
・第1章 基本のセキュリティ~ステップバイステップでセキュリティを固めよう~
・第2章 サイバー攻撃にあうとどうなるの? 最新の攻撃の手口を知ろう
・第3章 パスワード・Wi-Fi・ウェブ・メールのセキュリティを理解して、インターネットを安全に使おう
・第4章 スマホ・パソコンのより進んだ使い方やトラブルの対処の仕方を知ろう
・第5章 SNSやインターネット関連の犯罪やトラブルから、自分や家族を守ろう。災害に備えよう
・エピローグ 来たるべき新世界
・用語集・情報セキュリティ関連サイト一覧・索引
「インターネットの安全・安心ハンドブックVer.4.00」は、NISCの公式サイトよりPDFファイルがダウンロード・閲覧が無料提供されるほか、国内26の電子書籍サービスで無料配信が行われます。また、全国の都道府県警察において、2月1日~3月18日のサイバーセキュリティ月間における啓発活動にて配布される予定です。
また、学校の教材や家庭内でも活用されることを想定して、下記コラムも追加している。
・クリックしてはいけない!フィッシング攻撃の傾向
・パスワードの管理について(2018年の動向まとめ)
・子どもにスマホを持たせるとき「スマホ契約書」という提案
・法律に違反することをしてはいけません。気軽に考えてはダメ
・災害時の情報収集について
スマートフォン向けには、Android版のアプリが配信が始まり、iOS版についても後日配信が予定されています。
サイバーセキュリティの普及啓発活動に利用する限りにおいては、改変しないことを条件に、多様な形で活用することが可能です。このガイドブックでセキュリティ知識を上げることができるので是非、活用していただきたいです。
関連リンク
内閣サイバーセキュリティセンター:インターネットの安全・安心ハンドブック
https://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/index.html